それは一羽のモズから始まった

アラフィフなおっさんの野鳥とトンボの観察ブログ。淀川河川敷がメインフィールド。適当な事ばっかり書いてます

葦三種盛り

早い時間はまだ少し雨も降ってたみたいですが、8時を過ぎた頃には雨も止んでたので、それじゃあと今日も河川敷へ。

土手から河川敷へ下りる坂を勢い良く下りながら、惰性でワンド脇まで進んだところで、気になる地鳴きが聞こえてきました。気になったので自転車を停めて声の辺りを確認すると、水際を何やらちょろちょろしてるのが見えます。声もやはりあの鳥さんのそれ。時々、撮れるところに出てはくるんですが、すぐに引っ込むんで写真が撮れません。なんとかして撮影してやろうと粘ってると、不意に高いところに上がってきてくれました。
コヨシキリ。
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右下に顔の辺りを拡大してみましたが、眉斑に黒っぽい側頭線、なんとかコヨシキリとわかりますよね!?被ってなくてピントがあってれば、セイタカアワダチソウも絡んで悪くない写真だったんですけどねぇ…(;^ω^)

もう少しマシなのが撮れないかと粘るもちょろちょろするばかりで撮らせてくれそうにありません。なんとか証拠写真は撮れたし、もういいかなと自転車に跨ったらまた見えるところに出てきてくれました。
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トリミングしてます。全身見えてはいませんが、コヨシキリなのは間違ってるかな。2羽同時に声が聞こえてきた事もあったし、少し離れた場所で声が聞こえた事もあったので、最低でも3羽くらいは居そうです。

幸先良くコヨシキリをゲット出来たところで高校裏の水路へ向かうと、カメラマンがレンズを向けてるのが見えてきました。
という訳でヨシゴイ。


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ヨシキリ、ヨシゴイとくれば、もう1種のヨシ、オオヨシキリを撮って葦の付く鳥さん三種盛り(;^ω^)を狙いたいところ。ヨシゴイは一旦置いといて、今度はオオヨシキリを探す事に。そんな都合よく見つかるのか…と思ってましたが、何とか見つける事が出来ました。
オオヨシキリ。被りまくりだけど(;^ω^)
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跗蹠の色は黒いし、まさかのセンニュウ系なんて事もないでしょうから、普通に考えてこの子はオオヨシキリでしょう。という事で、葦の鳥さん三種盛り頂きました!(;^ω^)

葦三種盛りで今日はもう充分だったんですが、ハイライトはこれからでした。
この写真をご覧ください(;^ω^)
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左下に葦をつたう様に歩いてるヨシゴイが居るのはわかると思いますが、中央やや右上にもう1羽居るのがわかるでしょうか!?
印を付けてみました。
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初認の日に2羽居るのは確認してましたが、以来2羽を見る事は無かったので、てっきり1羽はもう抜けたのかと思ってましたが、まだ居たんですねぇ。写真見る限りではどちらも幼鳥の様で、これまでも別個体を同じ個体だと思って撮ってた可能性大ですね。

威嚇している!?写真も撮れました。

個体識別に使えそうなのが風切羽の黒い部分。
個体A。
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個体B。
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個体Aの方は風切の黒い部分がちょくちょく見えるんですが、同じ様な体勢になっても個体Bの方は見えてません。なので、この部分が見える子と見えない子で区別が付けられる気はしますが、個体Aの方も見えない時はあるので、見えてないからと言って必ずしも個体Bだとは限らないと思います。それでも、首を伸ばしたりした時には見えるはずなので、そういった体勢の時に見えてなければ個体Bだと判断してもいいかもしれません。
あと、個体Aの体色の方が明るく見える気がします。個体Bの方は黒っぽいというか、鈍い色合いに見えます。

個体A。
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個体B。
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個体Aの写真、雨覆が被さってますが、風切の黒い部分がうっすら見えてます。ただ、色の濃さはほとんど違わない様な!?やはり、風切の黒い部分が見えるか見えないかで区別するのがいいのかな!?

まだまだ撮ってたかったけど、風が強くなって寒くなってきたところで切り上げる事に。
帰りに公園でタイリクアカネを探しましたが、今日も見られず。


という訳で、葦尽くしの今日の鳥見でした。
漢字の葦が付く鳥さんで、同時に見られる可能性があるとすれば、あとはヨシガモ(葦鴨)でしょうか。地元でもちょくちょく見掛けるし、既に到着してるところもある様なので、今度は葦四種盛りを目指してみようかしらん!?って、さすがにそれはしんどいかなぁ(;^ω^)