比較
というのも、
のクロイトトンボ属3種の眼後紋の比較写真を撮ってみようと思いたったため。
その前にいつもの消波ブロックで羽化殻探し。が、今朝も見つかったのはコフキトンボのみ…。コフキトンボ以外のトンボの羽化殻はいつになったら見つけられる事やら…。
その後はワンド周りの草むらでセスジイトトンボとムスジイトトンボ探し。
まずはカルガモ親子がお出迎え。
まだ成鳥より少し小さいですね。色も茶色味が強い感じです。
いつもはすぐ見つかるセスジやムスジも、いざ探すと見つかりません…(;ーωー)
代わりにタイワンウチワヤンマとウチワヤンマがいたのでパチリ。
上がタイワンウチワヤンマ♂、下がウチワヤンマ♂。ウチワヤンマの方がうちわが大きいのと、黄色い部分が大きいのがわかると思います。
10分もしないうちに汗だく。ワンド周りは日陰が一切ないので、日陰のあるキンクロハジロの池で探す事に。
すると、まずはセスジイトトンボ♂を発見。パチリ。
あとはムスジイトトンボだけだったんですが、気付けば時間ももう僅か。結局見つけられずにタイムアップと相成りました。
とりあえず、ムスジイトトンボ♂は撮れませんでしたが、比較写真を作ってみました。
左がオオイトトンボ♂、右がセスジイトトンボ♂です。
眼後紋っていうのは、複眼の後ろの水色の部分で、比べてみると、
オオイトトンボ | セスジイトトンボ | |
---|---|---|
眼後紋の大きさ | かなり大きい | 大きい |
眼後紋の形 | 洋梨型 | 三角形 |
って感じですが、これ、並べて比べてるからわかるのであって、どちらか一方だけだと区別つけるのは難しそうですね。フィールドで見分けられる自信無いかも…(;^ω^)
他の識別点としては、オオイトトンボ♂には必ず後頭条*1がある様ですが、セスジイトトンボ♂には無い個体もいるみたいなので、眼後紋が大きくて後頭条が無ければ、セスジイトトンボ♂と判断出来ますね。
ちなみに、今日撮ったセスジイトトンボ♂も、PCに取り込んだ時は、え!?オオイトトンボ!?と思ったくらいなので、やはり、簡単ではなさそうです(;^ω^)
そんなオオイトトンボの生息環境ですが、図鑑には
平地から低山地の抽水植物や浮葉植物の豊かな池沼、湿地、水田、緩やかな流れなどに生息する。比較的浅い水域に見られる。
とあるので、対岸の爆弾池とかワンドなんて結構ドンピシャな気がするんだけど。
地元にもいる可能性はゼロではないと思うので、いつか見つけてみたいものです。
おまけ。
ニホンカナヘビ。
ぼけちゃってますが、切れた尻尾が再生してきてます。
チョウセンカマキリ!?の幼虫。
お食事中でしたが、何を食べてるのかはわかりませんでした。
明日こそ、今日撮れなかったムスジイトトンボ♂を撮ってやる(;^ω^)
*1:左右の眼後紋を繋げる様に渡っている細長い線。