河川敷とお城の鳥見
年末休み初日。
行きたいところがない訳じゃないけど、とりあえずは地元河川敷で遊ぶ事に。
気温は低いものの風は無く陽射しがあるので、日向にいるとぽかぽかしてきます。
この様子ならツリスガラにも期待出来るぞと思ってると、案の定聞こえてきた声。
しか~し、探せど探せど見つけられません…。声だけなら今季も既に何度も聞いてるし、飛んでるところも三回ほどは見てるんですけどねぇ。写真の方は撮らせてもらえないなぁ。やはり、まだ数は少ないんだろうなぁ。
ツリスガラを探してると、ぽかぽか陽気に誘われてベニマシコが出てきてくれました。
近かったんだけど、光線状況が良くなかったのが残念でした。
オオジュリンが葦をパキパキ言わせながら飛び回ってました。
この子がツリスガラならねぇ(;^ω^)
メジロガモ。
今日も10時頃にどこかへお出掛けしてたみたいですが、11時半頃には戻ってきてました。
高校裏に向かう途中、バックネット裏のヤナギのところにオナガガモが。
いつぞやワンドで見た子でしょうか。手前のヤナギが被らない様に撮れないかとウロウロしてるうちに、どっかにいっちゃいました(;^ω^)
高校裏の葦原でベニマシコ♂。
目の前に飛んできてくれました♪( ^ω^)
風もなくて暖かかったからでしょう、今日は見易いところによく出てきてくれました。
陽気に誘われてアリスイも出てきてくれました。
久々のアリスイ。いいところにとまってくれたんだけど、如何せんもろに逆光で…。背景が空にならない様に工夫して撮ってみたけど、やはり、フレアがかかってますねぇ…。
砂利広場に戻ると、ホオアカも出てきてくれました。
順光側に回り込みたかったけど、すぐに飛ばれちゃいました。
地元の諸先輩方が見に行け見に行け(笑)というので、見に行ったミコアイサ。
バチャバチャはあっち向き。
ごちゃ混ぜ(笑)
1、2枚目はトリミングしてます。♂が2羽いるって事でしたが、1羽しか見つけられず。もう少し上流の方まで探しに行けばいたのかもしれないけど、風も出てきたので1羽見つけただけでもういいやってなって。お天気が良かったのでなんとか目は出てるけど、ちょっと遠かったなぁ。
同じく諸先輩方から、お城で最近胸がオレンジのハイタカ♂がよく出てるって教えてもらったので、自分も行ってみる事に。
お城に到着すると、カメラマンがいっぱい(;^ω^)
まだハイタカは出てないとの事なので、キマユムシクイとコサメビタキを探しに行く事にします。
途中でヤマガラ。
ポイントに着くも、キマユムシクイは見当たりません。まぁ、来てすぐに撮れるなんてあまくはないよねと頑張って探しますが、見つかりません。ホントに居るのかよ~!?なんてぶーたれながらも探しますが、やっぱり見つかりません。疲れたので座ってると、ぽかぽか暖かいので眠くなってきました(;^ω^)
うとうとしてると、視界の隅を何かが動きました。
コサメビタキでした。
すごくフレンドリーな子で、何度も近くに来てくれるんですが、桜の木の枝が被ったりして、チャンスの割にはあまり良いのが撮れませんでした(;^ω^)
コサメビタキを撮ってると、アトリも出てきてくれました。
上が♂で下が♀。お山で見掛けたりもしたけど、撮影は今日が今季初。
コサメビタキは出てきてくれたけど、キマユムシクイは出てきてくれません。ハイタカが出たとの連絡もあったし、もう諦めようかと思ったその時、灌木の中をチョロチョロする鳥さんが。キマユムシクイでした。
超すばしっこくてろくな写真が撮れずにいたキマユムシクイですが、ようやくそこそこのが撮れたかな。去年のチフチャフ同様、なかなか可愛い鳥さんなので、休みの間にもう1回くらい撮りにいこうかな。
お目当てのキマユムシクイも撮れたところで、当初の目的、ハイタカを撮りにいく事に。
戻ってくると、既に大撮影会。もしかすると、50人くらい居たんじゃないでしょうか。確かに胸がオレンジのハイタカは撮りたい鳥さんだけど、ここまで集まるとは…。まぁ、自分もその一人な訳だけど(;^ω^)
という訳で、ハイタカ。
正面顔可愛い。チョウゲンボウとはまた違った可愛さだな。
塒入りしたところをパチリ。
2枚目と3枚目はトリミングしてます。なんとかお腹のオレンジが撮れたのは良かったけど、もう少し良いのを撮りたかったなぁ。こちらも休みの間に撮り直したいところ。
健康診断以来のお城だったけど、キマユムシクイにコサメビタキ、そしてハイタカと、一通り鳥さんを見られて、充分に楽しめました。何にも居ないとか言われてるけど、これで居ないとかどんだけ~、バチが当たりますよ!って。河川敷なんてもっと居ないのに(;^ω^)
最後に今日の河川敷での出来事をちょっと書いてみます。
船着場の辺りでいつもハトに餌をやってる女性の方がいるんですね。餌付けをよく思ってない自分は、その様子を見る度に、出来ればやめて欲しいなぁ、って思ってたんですが、その女性が今日、自分たちに話し掛けてきたんですね。
「足に釣り糸の絡まったハトが居るので、糸を切るのを手伝ってもらえませんか?」
「わたしが捕まえるのでこれ(糸切り鋏)で糸を切ってもらえませんか?」
って。
その女性は餌を撒いておびき寄せて、足に釣り糸が絡まったハトを上手に捕まえました。さぁ、今のうちに切ってって言われたものの、うっかり足を切っちゃったりしたら怖いので、自分が代わりに捕まえておくので、その女性の方に切ってもらう事にしました。
初めてハトを掴んでみて思ったのは、(ハト、あったけー)って事。あと、もっと暴れるかと思ってたんだけど、それほど暴れる事はありませんでした。
3人で手分けしながら、足に絡まった釣り糸を無事に切る事が出来たところで手を放すと、元気に飛び立っていきました。女性は何度も自分たちにお礼を言ってくれました。
女性に言われてハトの足をよく見てみると、足がおかしくなっちゃってる子が2羽居ました。その2羽は釣り糸が絡まってどうしようもなくなってたので、病院に連れてったそうです。病院の方もそんなハトが持ち込まれた時は、お金をとらず治療してくれるそうです。*1
糸を切った後は、良かった良かったと言いながら、いつもの様にハトに餌をあげてました。足の悪い2羽は上手に餌をとれないので、直接手渡しでパンをあげてました。
これまでは餌付けするこの女性にあまり良い印象をもってなかったのですが、考えを改めさせられました。と、同時に、釣り人、とりわけバサーの捨てるラインや水中に残したラインが、野鳥にとってどれだけ危険なものなのかって事も再確認させられました。
それにしても、この釣り糸の問題って、ホント、どうにかならないんでしょうか。
地面に捨てられているものは回収できるものの、水中や普通じゃとれない様なところに残った釣り糸を回収するのはそんな簡単にはいかないだろうし。かといって釣りを禁止にするのはなかなか難しいだろうし、ホント、悩ましい問題です…。
*1:まぁ、全部の動物病院が無料で治療してくれるのかはわかりませんが。