地元初観察のメジロガモ
今朝も河川敷でした。
お目当ては一昨日のメジロガモらしきカモ。脇が一様に茶色くなってない事から、雑種の可能性もあるのかなぁ!?メジロガモだとすれば幼鳥かなぁ!?と見立てた訳ですが、それを検証するための写真を撮るのが今日のミッション(;^ω^)
真っ先にポイントに向かいたいのをグッと堪え、まずはいつも通りワンドからチェック。
一昨日のオナガガモがまだ居る事を期待しましたが、残念ながら見られず。ただ、いつもお会いする女性は見たとの事。って事は、自分が来るまでの何分かの間に飛んでったって事なのかな。今春のヘラサギみたいに、ワンドは塒にしてるだけって可能性もあるだろうから、明朝また探す事にしよう。
砂利広場の刈った草が積み上げられたところにホオアカ。
お気に入りの草むらに居たところを、側を歩いた自分から逃げる様に飛んで、写真の場所に下りました。全部別個体で他にもう1羽、合わせて4羽確認。
ベニマシコにも期待しましたが、こちらは声だけ。今季はあまり姿を見せてくれません。
いよいよメジロガモポイントへ。
昨日の嵐で抜けてないか心配でしたが、無事滞在してくれてました♪( ^ω^)
ここからはこの子がメジロガモか雑種なのかを検証してみます(;^ω^)
まずは大きさがどの程度かを確認するために、他の鳥さんとの比較写真をば。
日本の野鳥650の図鑑にはヒドリガモは48.5cm、オオバンは39cm、メジロガモは40cm*1とあります。1枚目の写真、奥に写ってるヒドリガモと比べて明らかに小さいですね。2枚目の写真、オオバンの向きが微妙ですが、同大に見えます。大きさ的にはメジロガモとみなせそうです。
次に嘴先端の黒色部の具合を確認。
ホシハジロとの交雑個体の場合、黒色部が嘴の外縁に沿ってU字型になるとカモの図鑑にはあります。中にはU字にならない雑種もいるんだろうけど、とりあえず、この子はU字になってる様には見受けられません。ちなみに、虹彩も白いですね。
後ろ姿。
下尾筒は白。
一番撮りたかったバチャバチャ。
換羽が進んで白くなってる部分も見受けられますが、お腹に細かい褐色斑、幼羽が残ってるので、やはり幼鳥の様です。アカハジロが混じってると、お腹の白色部の上部(幼羽なので白くないですが)が翼の付け根辺りまで切れこむらしいんですが、そういった感じもありません。
ピントが合ってませんが、飛翔も(;^ω^)
翼帯は広くて真っ白。翼後縁と次列から三列風切の辺りがうっすら緑掛かって見えますが、この部分はこんなもんなんでしょうか!?
という訳で、お腹の幼羽、白い虹彩、何より大きさがホシハジロやアカハジロの雑種だともう少し大きいだろうという事で、メジロガモ♂の幼鳥、第1回非生殖羽(1年目冬)で問題無さそうです。脇が白っぽいのはこれから変わっていくんでしょう(;^ω^)
っていうか、ポイントでお会いしたカモのエキスパート、Shin'sさんも♂第1回非生殖羽でしょうと仰ってましたしね( ^ω^)
他の鳥さんも。
ベニマシコ♀。
メジロガモポイントの近くで。♂も居たけど撮れなかった。
オオタカ幼鳥。
メジロガモを観察してると、カラスの群れがうるさくしてるので見るとこの子を追い回してました。大きさもカラスと同じくらいだったし、何より縦斑がはっきりしてるので、オオタカ幼鳥で大丈夫でしょう。
チュウヒ。
スーパートリミングしてます。かなり高いところを飛んでました。トビかなぁ!?と思ってましたが、PCに取り込んで確認すると、チュウヒでした。顔が縁取られてる様に見えるので、もしかしてハイチュウ!?なんて思いましたが、風切下面の感じからさすがにそれは無さそうですね(;^ω^)
ホオジロ♀。
ススキの穂を食べてるのが可愛かったのでパチリ。
高校裏でもホオアカ。
こっちでは2羽確認。
砂利広場でもう一度ホオアカ。
コンビニにお昼ご飯を買いにってた時の事。
買い物を終えてポイントに戻ってきたら、なんとメジロガモが居ません。端っこの方に隠れてるのかな!?と隅々まで探しましたが、見つかりません。えーっ!?マジかよ!?とガックリしてると、池の真ん中にカモが着水。メジロガモでした(;´ω`)=3
飛んだ理由についてはわかりませんが、また戻ってきてくれた辺り、結構この場所を気に入ってくれてるのかな。
という訳で、メジロガモなのか、はたまた何かしら混じってるのか気掛かりだった今回のカモですが、無事メジロガモという事に落ち着きました。来春まで居てくれるならもっと赤褐色に変わっていくはず。このまま滞在して綺麗な赤褐色になっていくところを見せてほしいなぁ。